軟部肉腫(癌)との闘い
20代後半で軟部肉腫という筋肉の癌に侵され、闘病生活と日々の苦悩を綴ったブログです。
彼女との別れ・・・・・
長年連れ添った彼女と別れることにした。


僕は病気になって、ずっと悩んできたことである。


彼女とは、付き合って4年以上になるし、後半2年は同棲してた。



どこ行くにも、いつも一緒について来て、



「私は、おーちゃんの金魚のフンみたいだね。」



って言ってた。



どこに行くにも、僕が友達と遊ぶときも一緒だった。



始めは遠距離だったんだけど、実家を飛び出し田舎から出てきて、一緒に住み始めた。



車で片道2時間掛かるのに、1日で3往復して一人で自分の荷物を持ってきて、一緒に住んだ。




彼女はこっちに友達も知り合いもいなくて、一人で就職先を探して、だから休みの日は僕と過ごすしかなかった・・・。


それにおっちょこちょいで、ドジで、いつも僕に怒られて、


「私は、おーちゃんがいないと生きていけないね。」


って言ってた。



人見知りがはげしく、このままじゃいけないと思って、いつも僕は、



「習い事とか、ジムとか通って友達作れよ。」



って言ってたなぁ。




・・・・・だけど、急に僕の病気が分かって、気が狂いそうになって、どうしたらいいのか分からなかったと思う。



彼女はいつも、



「夢だったらいいのになぁ・・・。」



って言ってた。





手術は無事に終わったけど、そのあとしばらく僕は、高熱が出たり、足が痛くて眠れなかったりして、体調が不安定だったこともあって、



彼女はその度に、



「私には無理だよ・・・。」



って大泣きしながら僕に言ってた・・・。



僕は、唯一の心の支えだった彼女を失いたくないって思ってたから、



「大丈夫だよ。絶対良くなる。お前といると楽しいことばっかりだから、楽しいことしてると、いつの間にか治ってるとか言うじゃん。」



とか言って、必死になだめてた。



・・・でも、心のどこかでこのままでいいのかって思ってた。



俺は早く死ぬかもしれないし、もしそうなったとき、あいつは一人になってしまうんだ。



結婚もできないし、このままずるずる行ってもお互いの為にならないって思った。



それで、この前、外来で病院に行ったときに、担当の先生に思い切って聞いた。




「先生、僕はあとどれくらい生きられると思いますか?」



って。



そしたら先生は、うーーーーんって考えたから、僕は、



「先生、はっきり言って下さいね。」



って念を押した。




「まぁ、普通の人ほど長生きはできないと思う。

 ・・・・・今はそんなに変化してないって言っても、微小だけど大きくはなっているから、このままうまくいっても、5年か10年か・・・わからないけど・・・。


 急変することだってあるしね。」




って言われ、今僕は元気だけど、体調が急変したり、徐々に悪くなったりしたら、またその度に彼女は苦しむんだろうなって思った。



彼女の苦しむ姿を見る僕も辛いし・・・・・、今辛いけど、別れようって決めた。



もし、体調がすごく悪くなって、もうダメかもってなったときに、彼女を残して死ねないし、彼女がいたら、死にたくないって思いそうで怖いのかもしれない・・・。



だから、今辛いけど、彼女のためにも、別れを告げた。



彼女は、


「・・・言われると思ったよ。」



って始めは以外に冷静だった。



でも良く見ると、泣くのを一生懸命堪えてて、あごが震えてた。



僕がだまって彼女の部屋を出ようとすると、




「もう会えないの?・・・・・・離れるのはオーちゃんの優しさなんだ!オーちゃんは優しいなぁ!」



って言って、大泣きした・・・。



でも、辛くて辛くてしょうがなかったけど、唇をかみ締め涙を堪えて、
だまって出てきた。



・・・・・・だからと言って、人生を諦めるつもりは無い。



別れた彼女の為にも、応援してくれるたくさんの方々の為にも、自分の為にも、



今の病気から逃げずに立ち向かって行くつもりだ。



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